正解は・・・
C.200万円
※借入条件:借入額5500万円、35年ローン、0.325%と0.525%での比較
金利の違いだけでこれだけの差が、、
金利の違いだけで、35年間で約200万円の差が生まれます。
この金額差、しっかり理解して銀行選びをしていますか?
不動産屋さんやハウスメーカーに任せきりではなく、ご自身で正しく銀行を比較することが非常に重要です。
物件価格に置き換えたらどうでしょうか?200万円の差はかなり大きいですよね。
仮に売主と価格交渉ができたとしても、ここまでの値引きが可能なことは多くありません。
もし銀行の比較がしっかりできていないなら、
苦労して価格交渉を行う前に、
銀行選びを見直す方がよっぽど確実性が高いかもしれません。
その上で価格交渉に臨めば、本質的なメリットを享受できるでしょう。
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住宅ローンの比較は、金利だけじゃない
冒頭では「金利の違い」というオーソドックスな話題について触れましたが、
住宅ローンの比較はそれだけではありません。
他にも多くの要素が影響を与えます。
・諸経費って何が必要?
・融資手数料型と保証料型の違いって?
・団信保険はどこまで加入すべき?
・自己資金はいくら出すのがベスト?
・固定金利と変動金利、どちらが良い?
・物件種別(注文住宅・建売・マンション)で選ぶべき銀行が変わるって本当?
これらは一般的に浮かびがちな疑問ですが、
これら全てをしっかり定量的に比較し、
個々のケースに合わせて寄り添ってアドバイスをしてくれる担当者は少ないのが実状です。
融資を受けられる銀行、借入ができる金額、適用される金利等、
住宅ローンはお客様個々の状況によってその結果やその人に合った適切な銀行は異なります。
だからこそ、お客様自身が正しい指標を持って比較することが大切なのですね。
注文住宅の住宅ローン
・いつ、どのタイミングでお金がかかるのか
・他の住宅ローンの場合より余分に費用がかかること
・注文住宅に力を入れている銀行が限られていること
これらについて、きちんと理解していますか?
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注文住宅のローンは、
建売やマンション購入とは違います。
住宅ローンは一般的に家が完成してから融資が実行されますが、注文住宅は支払いが段階的に発生します。
土地を購入する際の土地資金、
工事が始まる際に支払う着工金、
建物が骨組み完成時の中間金、
そして工事完了後の竣工金など、
各ステージで費用がかかるのです。
例えば、工事代金が3000万円だとすると、
着工金や中間金がそれぞれ30%の場合、
計1800万円が完成前に必要になります。
そこに土地代金が2000万円だとすると、
合計で3800万円が完成前に必要になります。
この額を自己資金で用意できる方は多くないかもしれません。
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ここで登場するのが「つなぎ融資」です。
つなぎ融資は、注文住宅の建築中に必要な土地資金や、工事の着工金や中間金などの支払いをカバーするための一時的なローンです。
住宅完成後に住宅ローンが実行されると、その資金でつなぎ融資を返済する仕組みです。
このつなぎ融資で一般的にデメリットなのが、
手数料が割高であったり、
複数の金融機関を利用する必要があり、
手間と時間が余分にかかることが多いことです。
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注文住宅のローンで起きる
「ブラックボックス問題」
本来であれば、こうした仕組みは、土地契約や工事契約をする前にきちんと説明されるべきですが、
ハウスメーカーや不動産屋さんからの説明が不十分であったり、まったくされていないこともあります。
そのため、後々になって困るお客様が少なくないようです。
中には、説明不足が原因で契約した住宅会社とトラブルになり、
セカンドオピニオンとして弊社のローン講座を申込み希望される方もいらっしゃいます。
このような状況を避けるためには、事前に必要な情報をきちんと把握し、
ブラックボックス化している部分をクリアにすることが大切です。
注文住宅ローンのポイントを押さえ、安心して進めましょう。
注文住宅の住宅ローンは建売やマンションのそれと比べ、複雑な仕組みが多いです。
この機会にしっかりとした知識を身に付け、スムーズに家づくりを進めましょう。